ナンだか違うような気がする･･･

ここ数年に渡って、「泊まってみたいなぁ～」って思う旅館、ホテル、オーベルジュなどに
年に1度行ってます。
本来このネタは別ブログ「Hidaway」へ掲載すべく（最近サボってますけど･･･）、訪問するのを
心待ちにしていた宿でした。ところが宿泊してみて、「ナンだかなぁ･･･」と思ったので、
「Hidaway」への掲載はやめて、敢えてこちらのブログに書くことにしました。

宿の名前は奥能登・よしが浦温泉「ランプの宿」。
全部で13室、多くても50名くらいまでの小さな温泉宿です。
最近ではなかなか予約が取れない宿としても有名。
昔々に何かの雑誌で見かけて、この人里離れ、断崖絶壁に囲まれたひなびた感じの宿に
泊まってみたいと思っていたのです。

「ナンだかなぁ･･･」と思った理由を簡単に書き出します。

①「ランプの宿」のランプは電気のランプだった。
それは敢えて許そう。安全面の問題もあるからだ。
でもね･･･それ以外にも蛍光灯が赤々と点いていたのには興ざめ。
最近、増築したり、改築したりで近代的な要素を取り入れ（プールがそのいい例）、
それでも「雰囲気だけは･･･」って感じなのでしょうがね。ちょっとねぇ･･･

②団体客を取っていた。
この理由がかなり大きい。
私たちの外にもう1組以外は、すべてひとつの団体で占められていた。

③女将不在
ここの女将は美人女将として、結構雑誌やら何やらに写真付きで登場していることが多いのですが･･･一度も見かけず。夕食時での挨拶もなし。
女将ってそれでいいのん？
どこかで誰かが「女将はマスコミには顔を出すが、客には顔を見せない」って書いてあったのを
そのまま証明された感じ。

それでも、スタッフの方々の一生懸命さは伝わったし、料理もまぁまぁ悪くはなかった。
欲を言えば、あともう少しではあったけど。

そこでです
何が言いたかったのかというと、ズバリ「コンセプトがわからん」のです。
顧客のターゲットが分からないということです。
良質の個人客、そしてその後の固定客をメインとしたいのであれば、
団体客は取ってはいかぁーん
でも結局「雰囲気に騙されて来る一見客」と「団体客」がメインのターゲットであるならば、
その手の上顧客は固定されないでしょう。
多分時流に乗り遅れないように、いろいろやってるんだと思うのですが、何故かそこここに、
「迷い」のようなものを感じました。
経営者と女将の「信念」のようなものは、何も感じることが出来なかった。

で、何故このブログに書いたかと言うとね･･･やっぱり「信念」なんだよなぁって感じ入ったもので。
業種は関係ないですよ。
いい勉強をさせて頂きました。
今回の宿泊代は、授業料としてお収めください。

ちなみに上質の顧客をお望みなら･･･
①夕食の時間に幅を持たせろ！5時半～なんて食えるかーっ
②団体客がいるからって、一般客を風呂から締め出すなーっ
締め出さなきゃ出来ないような仕事を取ること自体が間違ってる。
露天風呂が付いている部屋でしたが、それとこれとは別問題っしょ。
③朝食の時間が早過ぎる。
そしてその前に早々に布団を上げにくるなっちゅーの。
二間あるんだから、そのままにしておいてよ。
朝ご飯食べてからも、ゴロゴロしたいって。
④チェックインの時間は遅くとも14時～、出来れば13時がBetter
⑤チェックアウトの時間は早くても11時、出来れば12時がBetter
えぇ、単に私の希望です。

「満足」とは「期待していたとおりのものが出てきた時に」満足
「感動」とは「期待以上のものが出てきた時に」感動
今回は、「期待以下」だったので不満足

頑張ろっ