Essay on ... anything I can feel
まだまだ続くRoad to Breeder & 徒然思うことあれこれの戯言なり。
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形式知と暗黙知
知識というものには、形式知と暗黙知という2つの種類があるといわれています。
形式知とは、文章などで表現されたりして、他人に伝えることが容易なもの。
言葉や文章、数式、図表などによって表出することが可能な客観的・理性的な知のこと。
たとえば、マニュアル、標準などの形で具体的に“表現”され(あるいは容易に表現でき)、
他人に伝達できる知識、ノウハウなどを指しています。
一方暗黙知は、自分ではわかっていて、わかっているからこそ、普段の仕事や生活でもあることが普通にできたりするのだけれど、それを普通にできない人にそれがどうすればできるかを伝えようとした場合、うまく伝えられないような知識を指します。
たとえば、自転車の乗り方など。
暗黙知は、人間の“経験”に基づく知識やノウハウなどであり、形式知として表現されていないものを指しています。
仕事の現場では、そういう暗黙知があるからこそ、OJTなどが取り入れられたりしています。
いわゆる伝統的な師匠と弟子の関係もそうですね。
弟子が師匠の働く姿をみて、その場ですぐに疑問に思ったことを質問することで、師匠が
普段当たり前にやっているがために、あらためて弟子に教えようとは思いもつかなかったことまで、弟子の質問によって答えることができたりするわけです。師匠と弟子という関係はそうした形で暗黙知の伝授を可能にするワークスタイルだったわけですね。
と言うことはです。
弟子(部下)は師匠(先輩・上司)に質問をせにゃあ、暗黙知の伝達は有り得ないわけで。
それでも最近は、質問できない(何を質問していいかわからない)弟子(部下)が増えてきたり、質問されてもキチンと答えられない師匠(先輩・上司)がいたりして。
この答えられない師匠(先輩・上司)は暗黙知を伝達されていないのではなく、その師匠
(先輩・上司)からのものを100%ものに出来てなかったりするのだな。
80%くらいで自己満足してたりして。
100%をまるまるコピーすれば良いというものでもなく、その師匠(先輩・上司)のものを100%近くまで理解し、その上で己のオリジナルをブレンドしていかないと、本当の意味での「一人前」「ひとり立ち」とは言えないのではないかと思う。
さてさて、これを企業に移して考えてみると・・・
これら暗黙知を上手く伝達できない師匠と、上手く質問できない弟子が増えてきたお陰で、悩んでたりするわけです。
そして昨今のITプロジェクトによって形式知と暗黙知を管理しようという動きが出てきたと
思われます。
しっかぁ~し、形式知はともかく、暗黙知のすべてをITで管理しようとするなんて、
人間を舐めてるとしか言いようがない。ムリだと思う。
1部は可能かもしれない。でもすべては不可能だと思う。
人間の脳の中はITが管理出来るほど簡単なものではないはずですよ。
体得した経験をそんな風に見くびってはいけないと思う。
事実、この試みは失敗か?という論評も出てきてますね。
私はね。IT化できるものはIT化すればいいと思うのですよ。それは推進します。
しかし、それと平行して暗黙知を持っている人間を尊重するべきかと思っています。
つまりどちらかに偏らず、両方を上手く使う両刀使いになるべきではないのかと・・・
もう少し職人を敬いなさい。
そしてそして、ブリーダーの話。
ブリーダーとしての暗黙知を伝達してもらう為に、師匠についています。
生まれたての子犬の犬質を、その場で見抜くなんて技、マニュアルになんてできません。
「目を養う」ということは、経験以外に学ぶところはないです。
学生時代にテニスをやっておりました。その時の言葉を思い出しました。
「上手くなりたければ、自分より上手い人とラリーをしろ。ただしその上手い人だって、もっと上手くなりたい訳だから、彼らはそれより上手い人たちとラリーをしたいのが本音である。
だから上手い人とラリーしてもらえるかどうかの鍵は、おまえたち自身が握っている。」
今、最良の師匠につけて本当に良かったと思っています。
お付き合い頂けるのがミラクルで、有り難く思っています。
そ・し・て・・・そんな最高の師匠に巡り合うことが出来た自分のエネルギーも
なかなか捨てたもんぢゃないなと、自画自賛。
お粗末さまでした~
形式知とは、文章などで表現されたりして、他人に伝えることが容易なもの。
言葉や文章、数式、図表などによって表出することが可能な客観的・理性的な知のこと。
たとえば、マニュアル、標準などの形で具体的に“表現”され(あるいは容易に表現でき)、
他人に伝達できる知識、ノウハウなどを指しています。
一方暗黙知は、自分ではわかっていて、わかっているからこそ、普段の仕事や生活でもあることが普通にできたりするのだけれど、それを普通にできない人にそれがどうすればできるかを伝えようとした場合、うまく伝えられないような知識を指します。
たとえば、自転車の乗り方など。
暗黙知は、人間の“経験”に基づく知識やノウハウなどであり、形式知として表現されていないものを指しています。
仕事の現場では、そういう暗黙知があるからこそ、OJTなどが取り入れられたりしています。
いわゆる伝統的な師匠と弟子の関係もそうですね。
弟子が師匠の働く姿をみて、その場ですぐに疑問に思ったことを質問することで、師匠が
普段当たり前にやっているがために、あらためて弟子に教えようとは思いもつかなかったことまで、弟子の質問によって答えることができたりするわけです。師匠と弟子という関係はそうした形で暗黙知の伝授を可能にするワークスタイルだったわけですね。
と言うことはです。
弟子(部下)は師匠(先輩・上司)に質問をせにゃあ、暗黙知の伝達は有り得ないわけで。
それでも最近は、質問できない(何を質問していいかわからない)弟子(部下)が増えてきたり、質問されてもキチンと答えられない師匠(先輩・上司)がいたりして。
この答えられない師匠(先輩・上司)は暗黙知を伝達されていないのではなく、その師匠
(先輩・上司)からのものを100%ものに出来てなかったりするのだな。
80%くらいで自己満足してたりして。
100%をまるまるコピーすれば良いというものでもなく、その師匠(先輩・上司)のものを100%近くまで理解し、その上で己のオリジナルをブレンドしていかないと、本当の意味での「一人前」「ひとり立ち」とは言えないのではないかと思う。
さてさて、これを企業に移して考えてみると・・・
これら暗黙知を上手く伝達できない師匠と、上手く質問できない弟子が増えてきたお陰で、悩んでたりするわけです。
そして昨今のITプロジェクトによって形式知と暗黙知を管理しようという動きが出てきたと
思われます。
しっかぁ~し、形式知はともかく、暗黙知のすべてをITで管理しようとするなんて、
人間を舐めてるとしか言いようがない。ムリだと思う。
1部は可能かもしれない。でもすべては不可能だと思う。
人間の脳の中はITが管理出来るほど簡単なものではないはずですよ。
体得した経験をそんな風に見くびってはいけないと思う。
事実、この試みは失敗か?という論評も出てきてますね。
私はね。IT化できるものはIT化すればいいと思うのですよ。それは推進します。
しかし、それと平行して暗黙知を持っている人間を尊重するべきかと思っています。
つまりどちらかに偏らず、両方を上手く使う両刀使いになるべきではないのかと・・・
もう少し職人を敬いなさい。
そしてそして、ブリーダーの話。
ブリーダーとしての暗黙知を伝達してもらう為に、師匠についています。
生まれたての子犬の犬質を、その場で見抜くなんて技、マニュアルになんてできません。
「目を養う」ということは、経験以外に学ぶところはないです。
学生時代にテニスをやっておりました。その時の言葉を思い出しました。
「上手くなりたければ、自分より上手い人とラリーをしろ。ただしその上手い人だって、もっと上手くなりたい訳だから、彼らはそれより上手い人たちとラリーをしたいのが本音である。
だから上手い人とラリーしてもらえるかどうかの鍵は、おまえたち自身が握っている。」
今、最良の師匠につけて本当に良かったと思っています。
お付き合い頂けるのがミラクルで、有り難く思っています。
そ・し・て・・・そんな最高の師匠に巡り合うことが出来た自分のエネルギーも
なかなか捨てたもんぢゃないなと、自画自賛。
お粗末さまでした~
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プロフィール
HN:
Rie*
性別:
女性
職業:
いまやブリーダー
趣味:
旅行・観劇・映画鑑賞
自己紹介:
元々は猫派。
たまたま買ったダックスの魅力にとり憑かれ(?)る。以来ドンドン増え続け、気付けば(気付けよ!)ブリーダーになってました。
その辺のペットショップで売ってるDAXとは違う価値のDAXをお届けしたいっ!そんな想いでまったりゆっくりやってます^^
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