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Essay on ... anything I can feel

まだまだ続くRoad to Breeder & 徒然思うことあれこれの戯言なり。

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ブリーダーの区分?

「ブリーダーって何だろう?」ってか、「何て説明するのが適切なんだろう?」って、
ずっと思ってました。
色々調べて、まずは下記のような説明文にまとめてみた。
4タイプとする説が多かったのですが、自分自身の中で区別をするのに、
5タイプとしました。

パピーミルとは、「子犬工場」という意味で、工場で製品を生産するように
子犬を繁殖しているブリーダーを皮肉って呼んだ言い方。
繁殖場を持ち、利益を追求する為だけに子犬を産ませ販売する繁殖屋。
たくさんのメス犬をもち、ヒートごとに出産させ生計をたてている。
利益の追求が至上命題であるので動物愛護の精神は薄く、犬はフェンスや
ケージに入れられっぱなしで子を取るために犬を生かしているようなもの。
親犬たちは、家族同様にかわいがってもらったり、散歩に連れて行ってもらったり、遊んでもらったりの経験はない。

何種類もの犬を扱い、流行の犬を中心に繁殖することが多い。
売れる犬、人気の犬は乱繁殖され、質がおちる可能性が高いのに高値。
極力費用と手間を掛けず、産ませることを主とするので、質・血統・遺伝子・疾患等は考えていないと言える。

バックヤードブリーダーとは、素人が小遣い稼ぎに自分の愛犬に子犬を生ませ、売る人のことである。裏庭(バックヤード)で客に子犬を見せながら取引するので、こんな蔑称がついた。

自分が飼っているオス・メスのみで繁殖し、繁殖の定義や犬種のスタンダードをまったく知らずに「家の子の赤ちゃん」感覚で生ませ販売する人。
不勉強な、無責任なペットショップの種オスを使い、そのままペットショップに売る人も。初めからその気がなくても、愛犬を去勢・避妊せずにもたもたしてるうち、
うっかり妊娠してしまい、子犬が生まれてしまったので売る、というケースも
あてはまる。

少数飼育している家庭犬を愛情深く育てた結果としての繁殖でもあるが、
質・血統・遺伝子・疾患等については大して研究してはいない。
「我が家の子は可愛い→由って、その仔犬は素晴らしい」と言う理論での繁殖。
自分が犬種の質を落としているとは思っていない、悪意のない素人ブリーダー。

ホビーブリーダーとは、子犬による利益を期待せず、趣味が高じて、
良血統を導入し繁殖を試みてる一般人ブリーダー。バックヤードと似ているようだが、犬種の勉強をして個人のブリーディングポリシーに則った繁殖を行っている。
そのため、他犬舎の優秀なオスとの交配をしたりする。
本業を別に持っており、繁殖に頼らずとも生活の糧は得られている。
一定の質も保持され、価格も比較的リーズナブルだが、一言(こだわり)を持つ
繁殖者が多く見られる。

シリアスホビーブリーダーとは、犬種の勉強をしっかりして、深い知識をもち、その犬種の向上を目的として繁殖する人。
犬の性質を見極め交配するので、交配相手の選別の目も厳しい。
ドッグショーに参加している人もいれば、参加せずに良い犬だけを使い、
繁殖を試みている人もいる。犬で生計は立てていない。
ホビーブリーダーとシリアスブリーターとの中間。
(犬種に対するこだわりも価格も、中間?)

シリアスブリーダーとは、犬質を高め、ドッグショーで優秀な成績を望める犬の作出を図り、繁殖・販売により生計を立てる専業者。繁殖により生活費を
稼ぐ必要もあり、一般的に質も高いが、販売価格も高価となる傾向が強い。

以上が、「概論」です。 あくまでも「概論」。さっくりとした線引きガイドライン。
実際には、すべてのブリーダーをどこかにきちんと、カテゴライズできるわけ
ではないし。

⑤だけど、①にも近いとか。
⑤だけど、ドッグショーの審査員の好みとは違う犬が作りたいので、
ショーはやめちゃったとか。
②だったけど、最近③に目覚め始めたとか。
いろいろなんだと思います。これ以外の線引き方法もあると思うし。

往々にして、④⑤は①②を嫌いますね。(いや、憎んでいる?)
特に⑤は、自分たちが長年、お金と手間をかけて、大事に作り上げたものを
一瞬にして叩き潰すような行為だと思ってるからかも知れません。

それでも①~⑤のどこから出てきた子犬であっても、大事なひとつの命には違いない。後は個人個人がどう判断するかです。

ちなみに、動物の愛護及び管理に関する法律が平成17年に改正され、
平成18年6月1日から動物取扱業には登録が必要になり、登録をして
いないところでは、子犬等ペットの販売はできなくなりました。
登録をしなければいけない対象者は「1年に2頭以上販売する人、
または1年に2回以上子犬を産ませる人」なんですね。
イヌの出産で1頭だけというのは、かなり確率が低い話しなので、
店舗をもたない悪質なインターネット販売やバックヤードブリーダーの
排除が、この法律設定の目的のひとつだったようです。

厳密に言うと愛犬に子供を生ませて(たとえば3頭生まれた場合)、
1頭を自分の手元において、残り2頭を無償で誰かに譲った場合でも、
この対象になるんですよ。
有償、無償は関係なく、人に譲れるのは「1頭」だけ。
それも「完全無償での譲渡」に限ります。
2回目の繁殖、若しくは2頭目から(この場合、3頭目の子)の譲渡・販売
には「動物取扱業」としての登録が必要になります。

「無償なのになぜ?」って思うでしょ。
愛犬を繁殖させ、子犬すべてを自分で引き受けるのではない限り
(1頭だけは無償譲渡可←片目は瞑ってあげようって考え方?)、
譲られる子犬はその家の外に出て行くことになるので、
社会的責任が伴うからだそうです。

実際どこまでチェック機能があるかは疑問ですが、憶えておいたほうがイイかも。

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プロフィール

HN:
Rie*
HP:
性別:
女性
職業:
いまやブリーダー
趣味:
旅行・観劇・映画鑑賞
自己紹介:
元々は猫派。
たまたま買ったダックスの魅力にとり憑かれ(?)る。以来ドンドン増え続け、気付けば(気付けよ!)ブリーダーになってました。
その辺のペットショップで売ってるDAXとは違う価値のDAXをお届けしたいっ!そんな想いでまったりゆっくりやってます^^

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